スレッド:エターナルストーリー(仮)
[1176] By 旅の守護者 ID:
おい…
起きろよ!
起きろってば!
「ぅう…?!」
早朝…
無理矢理起こしきたのは親友のバジルだった
薄目を開けるとバジルは「を?!」とした顔で話しかけてきた
今日はビル隊長がいるらしいぜ!
今行かねーとよー
早くしろよ!
息を荒立てて興奮しているバジル…
今日は何でもバスカル騎士団の出陣らしく町中が朝っぱらからこんな感じになっている
…興味がない者には迷惑極まりない…
「はいはい…」
溜め息混じりの相づちをうちながら、靴を履き眠い目を擦り外にでる
外に出ると雲一つない青空が空一面に広がっていた…。
ボク達はバスカル区域の中でも自由の街・ザガ区域に住んでいる…
はみ出し者や親を失った者…
浮浪者や殺人者までもが徘徊する不衛生な街だけど、誰でも歓迎する街でもある…
ボク等は「親を失った者」になる…
ゾーマの災禍以来、街の外には怪物が徘徊し
人を襲う
そんな犠牲者がボク等の親だった…
バジルとは幼なじみだから、ボクの親が出かける時は帰るまでバジルの家に預けられた。
ボクの親は旅商人
いろいろな街へ品物を届ける仕事をしている
母もそれをサポートし一緒に旅をする人だった
長い時には山を越えた遠い街に行くらしい
家にいる時はとても優しい父と母‥
あまり家にはいないくて寂しいけど、そんな親がボクは好きだった…
ある日
ラプト行きの仕事で数日経っても二人は帰って来なかった‥
普段なら一日で帰ってくるのに…
しばらくしてバジルの父ちゃんや母ちゃん…
マナ区の人達がボクの親の探索をしてくれた時に事件が起きた
フラップ高原に巨大な亜竜が徘徊していた
発見が遅く、気付いた時には逃げられるものではなかった
ボクとバジルは怪物に襲われる街の人を目の辺りにした時、怖くて怖くて仕方なかった…
続く…
2008-08-09 11:21:00
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