[65] By 単なる内容あるほど早いで~す ID:
>>64から
パアァァン!!
斬撃とは思えぬ破裂音がして、龍の眼が生気を失う。どうやら気絶したようだ。
シド「ヤベェ、やっちまった。
動きを止めたのも束の間の事、すぐに意識を取り戻した龍がこちらを向く。
アンジ「見えた!あれは………何?
シドに背負われたままのアンジの目の前にそれはあった。吸い込まれそうな深い青、その奥に浮かぶのは、
アンジ「あれは……瞳?
直後、耳をつんざく大音響と共にアンジの見つめる龍の額の宝玉が妖しく光り、
時が止まった。
キッド「何だ!?何が起こった!?
アンジ達とは逆方向から龍に接近していたキッドだったが、目の前で起きた事を理解出来なかった。
腰抜けのジャンは鎚を取り落として逃げ出した。
休憩していたユミィは腰が抜けたのか逃げる事さえままならない。
ティールやザルドは立ってこそいるが、遠目にも震えている事がわかる。
一番近くにいたシドに至っては気絶でもしたのか身動き一つしない。
あのビルでさえ、放心状態で立ち尽くしていた。
見ると、龍は未だ健在で、ゆっくりと周囲を見回すと、何かしようと口を開く。
キッド「マズい、マズい、マズいっ!!アンジいぃぃーっ!!
キッドは反射的に、龍めがけて走りだすのだった。
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2009-11-06 00:09:00
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