[62] By 単なる内容あるほど早いで~す ID:
>>60から
ユミィ「ヒール!
ユミィの差し出した手のひらから、前線で奮闘する戦士達へ光の渦が走る。キラキラと星くずのような輝きが、残像となって尾を引いた。
ジャン「ちょっと休んだらどうだ、アンタ?
彼女を守るように龍の進路を阻みながら、ジャンが声をかけた。
ユミィ「何言ってるの!私だけ休んでなんかいられないわ。
そう言う彼女の顔色は青ざめている。戦士達より先に彼女の方が倒れそうだ。
ジャン「休むのも仕事のうちだぜ。いざという時に備えて、魔力を温存してくれ。ヒールなら俺も出来るしな。
ユミィ「……分かったわ。
しぶしぶその場に座り込む彼女に微笑みかけ、離れ過ぎないように気をつけつつ敵に殴りかかる。当たる事は当たるが、果たして効いているのだろうか?戦闘経験は少ないながらも、ジャンは彼なりに戦況が芳しくない事に気がついていた。絶対的に癒し手が不足している。今はまだ大きな被害が無いから良いが、今後炎の息でも使われたら、回復が間に合わなくなるのは明らかだった。
ジャン「足りないのは、回復だけじゃないけどなっ…!。
呟きながら、彼はユミィから借り受けたハンマーを龍の鱗に叩きつけた。
>>63へ
2009-11-05 18:53:00
[返信] [編集] [報告]