[45] By たぁっでしたってんねんけど? ID:
>>44から
ジタ「ラプトの住人はな、なっちまったんだよ、化け物に。生きたままな。
戦士の言葉が背筋を通り抜け、一度温めた体を急速に冷やしていく。冷えた頭は彼の話を理解する事が出来ない。
アンジ「…え?えっ…?
ジタ「中には、まだ記憶を残してる奴もいるらしい。大戦の残滓があるとは言え、普通あり得ないだろ?あるとすれば…
キッド「それをやった奴がいる、か。
ユミィ「じゃあ、その人が…
ジタ「それはわからない。だが、ジュラに現れたゴーラの亡霊、ラプトで見つかった魔法陣…。背後に誰かいるのは間違いない。
キッド「なるほど。参考になったぜ。
溜め息をつくと、キッドは冷めたスープを喉に流し込んだ。
ジタ「それを追うつもりか?言っちゃ悪いが君達では…
キッド「分かってるさ。今はまだ無理だって事も。それに、追うと決めてるわけじゃない。今の目的は別にあるしな。
ジタ「目的…?何かあるのか?
キッド「…ドレイク10匹。
ジタ「……ドレイク?………ふっは!
笑い声を上げ、戦士はワインを一口飲む。
ジタ「何だ、君ら見習いか!じゃあさっきの話も無駄じゃなかったな。頑張れよ後輩!
酒が回ったのだろうか、彼はキッドの体を叩くと、豪快に笑った。
>>46へ
2009-11-03 01:24:00
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