[43] By たぁっでしたってんねんけど? ID:
>>42から
カノッサ「スープが出来ました。こんな物しか出来ませんが、温まりますよ。
アンジ「…ありがとうございます。
カノッサと言うフードの男からカップを受け取る。一口すすると、温かさが体にしみわたって行った。スープのせいだけではない。彼の柔和な顔を見ているだけで、心が落ち着いて行くのを感じる。ナリウス神殿長の神々しさとはタイプが違うが、なるほど、神官というのはそこにいるだけで人を安心させる何かを持っている。
ジタ「それで、何で夜中に化け物と戦うハメになったんだ?
マントを下に横になったまま、ジタと名乗る戦士が尋ねる。
キッド「理由なんてないさ。ただ、いつの間にか暗くなってただけで。
言って、キッドは枝に巻きつけた生地を焼いたパンに頬張りついた。
キッド「旨いな、これ。
ジタ「なるほど。ま、説教する気もないが、見たところキャンプの準備もしてないようだし、次は計画的に行くべきだな。
アキ「良く言うわ、予定を放ってラプトで飲んだくれてたクセに。
ジタ「うっ…
痛いところを突かれたのか、アキと言う女性の台詞に喉を詰まらせた。
キッド「アンタ達、ラプトから?
ジタ「まぁな。それがどうかしたか?
キッド「実は…
キッドは意を決して話し始めた。
>>44へ
2009-11-02 23:49:00
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