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[32] エターナルストーリー(仮)


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[420] By 名無し ID:
>>419

すべてが片付いたとき、汗ファイターは血まみれだった。どれが返り血で、どれが自分の傷からの出血なのかが分からないほどに。

W「無理させた。ごめん…ヒール!」

このヒールを覚えたのはあの日…ユミィが買ってきてくれた魔法書でだ。懐かしい…

汗「ふぅ。いいわよ、わたしはいい男の味方なんだからね」

W「そか。じゃあ、はやく街へ。また、ひと騒動あるはず…」

汗「なにか知ってる風な口ぶりねぇ。…ところであんたいい男ね…うほっw」

W「げっ!!い、いやあの、えーっと、"俺たちを"助けてくれて、ありがと!じゃ、じゃあな!」

ウィークはあわてて逃げ出した…

汗「俺たち…?なんのことなの?…まあいいわ。ありがとって、ことは、これは貸しよね。よくわかんないけど…ふふふ」



W「危ない危ない…なにに巻き込まれるのが怖いって、あいつの”うほっ”だよなぁ。いかん、油断してたぜ…」

これであと、自分の出番は…

W「たぶん…街に魔物が来たときだよなぁ…
あれ?でも、それはこの事件からさらに数日後だったはずだけどな…」

バスカルについてから、首をかしげるウィーク…

ところが。

W「えええええ!?も、もう来てる!?」

もうもうと砂埃を立てながら、モンスターの大群が押し寄せてくる。

W「ど、どうなってるんだ?」

”今”に影響のない程度に、人を襲うモンスターを優先して、少しずつ影から倒していく。
街の端から端まで駆け回りながらこっそり敵を討伐していると、ビルの声がした。

B「分かった!すぐ向かう」

W「あ…ザガ区へ行くのか。みんなもいる…あれええ??もう何日も経ってるってことか??」

まるで自分だけ、違う時間軸を歩いているようなおかしな感覚だ。

W「三日まてっていわれたり、いつのまにか何日も経ってたり…どうなってんだ。俺…どうしちゃったんだろ?」

ウィークはとりあえず、ビルたちが向かったほうへとそっと移動し始めた。もちろん、敵の討伐もしながら。

W「ザガ…さっきまであんなに平和だったのに…」

そこは真っ赤に染まっていた。恐るべきマンイーターの大群によって…


2007-09-23 23:34:00
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