[417] By オール ID:
>>415
少し街から離れた場所にヒッソリたたずむ古ぼけた家があった。
戸を引き「入りなさい」と言い、家の中に促した。
中は素朴なものだった。
畳に座布団がちょこんと二つ置いてある。
M「楽に座りなさい」
そう言ってマザーは部屋を出ていき、少し経ってからお茶を持ってきた、マザーも座り込んだ
W「なぜ俺が来る事がわかっていたのですか?」
M「“神のお告げ”とでも言っておくよ」
W「か、神!?」
M「少し前に夢を見たんだよ、お前が先の世から、この世に来る夢をね」
きょとんとしたウィークを一瞥し話しを続ける
M「お前は何故ここに来たか分からないだろう?」
W「はい…」
M「今までに自分の身体がおかしな事が起きたりしなかったかい?」
W「あ、モンスターに囲まれピンチに陥った時とかに、体の中心が熱くなったと思ったら意識がなくなって、気が付くと倒しちゃった時とかありますな」
M「ほほぅ…」
マザーは目を細めた
W「何か知っているんですか?」
M「……………いや、知らない…」
マザーはウィークをジッと見続けた。ウィークの奥に潜む何かに対して。
M「さて、本題入ろう」
マザーはさっきから側に置いてあった石を手に取る
M「これは夢から覚めた時に枕元に置いてあったんだよ、この石はお前が持たないと意味がない」
マザーはウィークに石を手渡した
M「三日後、このバスカル街に魔物が来る。そこにお前も行くんだ。そこでその石を持ってお前自身に会ってもらう、近くに寄るだけで良い。方法は自由だ。しかし、顔は隠した方がいいな」
マザーは立上がり押入れから、何やら取り出した。それは上級戦士が装備するような防具だった。
M「ウォリアー防具だ。これを装備するといい、金はいらん、持って行きな」
W「あ、ありがとうです」
M「三日後だ、忘れては駄目。私は別の用事があるからここに居れない。寝泊りにこの家を使ってもらって構わない」
W「わかりました。でもその前にセアリスという女の子を助けないと…」
M「駄目。余計な事をしてはいけない。セアリスは後に助かる」
W「は、はい」
……
朝日が照らす一人のウォリアー?が古ぼけた家から姿を現す
W「今日か…」
三日後の朝を向えた
2007-09-23 18:33:00
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