[414] By 名無し ID:
>>413
W「えっと…俺…俺たち、凄い目的があって…それをやらなきゃいけないんだ。すごく大切なことが…あって…
仲間たちと、旅を始めるんだ。あなたは俺の仲間なんだよ!」
Y「…?そ、そうなの?あなたは易者?
…でも面倒なことには巻き込まないでね」
W「俺は…スカウトだよ。君はメイジ。あとファイター3人とクレリックが一緒で…」
ウィークは言いながら考えていた。
ここは、「いつ」なのか?
森の雰囲気からどうやらバスカル街の近郊のようだが、あのモンスター襲撃事件の影はみられない。
あれほどの大事件だったのだから、未だその傷跡が残っているはずなのに…
W「(…もしかして…過去…?)なあ…」
Y「なあに?」
W「最近大きな事件はなかったか?街がモンスターに襲われるとか」
Y「なにいってるの?あるわけないじゃない。街は結界に守られて、モンスターは入ってこれないのよ」
W「…だよな…」
ウィークは確信した。
ここは過去だ。
それも、自分の記憶が始まった、南フラップより以前。
汗ファイターと出会う前。
記憶を失った俺に、ユミィがクレリックを呼んでヒールⅡをかける前…
W「どうなってるんだ…」
黒の教団の真意がはかれない。
始まりも終わりもない、永遠のメビウスの輪に取り込まれたのか?
それともただの夢なのか…?
W「…現状をなんとかするしかないよな。」
気をつけなくてはならないのは記憶喪失。
W「とりあえず…セアリスに会いに行こう。さらわれることのないように…運命を変えなくちゃ…」
Y「あ!あなたどこにいくの?」
W「俺、ウィークっていうんだ。街に行かなきゃならない。
助けてくれてありがとう…また必ず俺は君と会うから、お礼はそのときするよ。何がいい?
瓶詰のジャイアントスラッグ?」
Y「やだ、それ、冗談でしょ?ふふ、面白い人。
いいわ、街はあっちへ真っ直ぐよ、途中のゴブリンに気をつけて!」
W「うん。大丈夫!じゃ、またな」
Y「まるで未来を知ってるみたいな言い方ね。…またね、ウィーク」
スプリントを使い、ウィークは街へと駆け出した。
W「ビル…ジャン…アレックス…リン…ユミィ……黒の教団…
…セアリス…
…待ってろ…俺
2007-09-21 00:20:00
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