[289] By オール ID:
賑やかな一時を過ごしたウィーク達に静寂な夜が訪れた
さっきまでの騒ぎは嘘のように静かである
街の明かりもなく、ただ薪の残火が僅かに揺れているだけだった…
???「……だ」
???「…が……に…」
静まったテントから少し離れた水辺に月光によって照らされた二人の影があった
どうやら一人は老兵のようだ
そして、もう一人
ウィーク一行の一人なのだが、誰なのかはよく判らない
老兵「無茶はお止め下さい。急ぎたい気持ちは分かりますが、あなたの身に何かあると大変です…」
???「大丈夫」
老兵「それなら良いのですが…」
???「無茶しているのは、あなたの方だ…寝てないのだろ?」
老兵「心配しなくて大丈夫です」
???「それより……」
二人の会話は数分で終わり、その場から老兵が立ち去った…
???「ふぅ…」
もう一人はゆっくりとテントに戻って行く
水辺に月が反射し、不気味に浮かんでいた…
2007-08-16 22:55:00
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