[103] By なす ID:
>>99
用を足し､ｼﾞｬﾝとﾕﾐｨと合流しようと後ろを振り返ろうとしたその時!!
（いる…｡俺の背後に……ｺﾞﾌﾞﾘﾝ…）
かなり慎重にあたりを見回し、そして気にしていたのだが､一瞬のスキをつかれた｡
（くっ…オシッコアタックなんてやってる場合じゃなかった…）
腰にさしている果物ナイフに手をかけ､姿勢を低くし身構えるｳｨｰｸ｡
いまだに裸装備の彼にとっては､ｺﾞﾌﾞﾘﾝの一撃が致命傷になりかねない｡それを本人はわかっていた｡
（くるならこいっ!!）
と、構えてはいたが､何か様子がおかしい…いつもなら数十ﾒｰﾄﾙ離れた場所からでも襲ってくる敵が､目の前にいるのに俺に気付いてもいない様なそぶりだ…｡
W「…？」
ｳｨｰｸは､ふと最近の事を思い出していた
（そういえばこの前､かなり慌てた様子のﾒｲｼﾞ3人ﾊﾟｰﾃｨｰが、俺の方へ向かって凄い形相で走ってきたっけ…｡ぶつかりそうになったから慌ててよけたけど、まるで俺の事見えてなかったよぅな…）
一つ一つを思い出せばキリがない｡そんな体験がここ最近頻繁にあった｡
（失礼な話だよな!まるで人の事､透明人間みたいに…｡ま、いっか｡今はそれ所じゃない｡急いで二人と合流してｾｱﾘｽを助けにいかないと!!）
頭の悪そうなｺﾞﾌﾞﾘﾝの横をｳｨｰｸは小走りで去っていった
2007-07-20 18:58:00
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