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海外ツアーの航空券が発券できなくなるなどのトラブルが相次いでいる旅行会社「てるみくらぶ」が27日、東京地裁に破産を申請し、認められた。負債額は151億円にのぼり、最大9万人となる旅行者へのツアー代金の全額返済は厳しい見通しだ。
■「詐欺を働くとかは毛頭ない」
23日の国際航空運送協会(=IATA)への支払いができなくなったとわかったのは前日の22日だったと話した山田社長。しかし、23日には、メールマガジンを配信。同じ日には新聞に大きな広告を掲載していた。 経営状態が悪いのにもかかわらずお金を集めていたのではという問いかけに対し、山田社長は「まったくそんなことはなくて、とにかくIATAがダメになったとしても、最後の最後までスポンサーとも掛け合い、銀行さんとも掛け合って、今日このような状態になる、このような結果を招くとまったく考えてもいなかったので」「詐欺を働くとかそういうことは最初から毛頭考えておりません」と説明した。
「てるみくらぶ」が会見で明らかにした負債額は151億円。このうちすでに旅行代金を支払った一般旅行者、最大で9万人への債務は約100億円にのぼるという。しかし、日本旅行業協会から支払われる弁済保証金の限度額は1億2000万円で、わずか1%にしかあたらないため、ツアー代金の全額返済は厳しい見通しだ。
■出国した人は自力で対処を
「てるみくらぶ」は、すでに航空券を受け取っていても、現地で宿泊できないなどのトラブルの可能性があるとして、渡航を控えるよう呼びかけている。一方で、すでに海外へ出国した人については、自力で対処してもらうしかないとしている。さらに、社長の経営判断ミスが今回の事態を招いたのかと問われ、山田社長は「はい、まさしくそうでございます」と答えた。観光庁は、26日の時点で「てるみくらぶ」の客約2500人が38の国と地域に滞在しているとし、安全に帰国できるよう対応を急いでいます。
headlines.yahoo.co.jp
2017-03-28 07:36:20
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