スレッド: エターナルストーリー 2nd Season
[72] By 単なる内容あるほど早いで~す ID:
>>71から
封蝋に虎の紋章が入った丈夫な封筒を受け取り、無くさないよう懐にしまい込む。
ビル「それでドレイクの件だが…
キッド「はい、必ずやり遂げて参ります。
ビル「いや、免除しようと思ったのだが…
それを聞いたアンジは目を輝かせたが、
キッド「いえ、ズルはしたくありません。己の試練と思い、精進します。
ビル「フッ、勇ましいな。良い心掛けだが、そのままではマズい。ファーゴ!
ファーゴ「はい、ビル様。
声に応え、大きな包みを抱えた魔術師が部屋に入って来た。
ビル「頼んだ物は出来たか?
ファーゴ「はい。皆様、これを。
言われるがまま、包みを受け取る。
ビル「開けてみるが良い。
アンジ「これは……
出て来たのは三人の体格に合わせてあつらえた外套だった。
ビル「皇国の紋章が入った、見習い用のマントだ。それを持つ事は皇国軍の証。見せれば身分を証明出来るだろう。ただし!
一旦言葉を切り、厳しい顔つきでこちらを見る。…特にキッドを。
ビル「それを着るからには、より一層、普段の行動に留意するように。まぁ…
ビルはちらと傍らのシドを見やる。
ビル「こいつくらいのハメをはずすのは多目に見るがな。
ばつが悪そうに俯くシドを尻目に、部屋に笑い声がこだました。
>>73へ
2009-11-06 06:41:00
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