スレッド: エターナルストーリー 2nd Season
[63] By 単なる内容あるほど早いで~す ID:
>>62から
アンジ「ちょっ、は、早っ!
シドの背中から落ちそうになり、アンジは慌てて彼の肩にしがみつく。
シド「黙ってろよ、坊主!舌を噛むぞ!
アンジ「………!
言われずとも、アンジに喋ってる余裕などはなかった。しがみついて落ちないようにしているのが精一杯だ。
シド「坊主がいなけりゃもっと早いんだが、ま、大丈夫だろ。
アンジ「!?
これでまだ本気じゃ無いと言うのか!?人間業とは思えない。頬のそばを風が通り抜けて行き、背の高い草が顔に当たって薄い痣をつけた。周囲の景色が目まぐるしく流れ草むらに隠れながら龍の背後に回り込む。アンジは、彼をただの酔っ払いだと思っていた自分の無知を恥じた。
と、不意に速度が鈍る。
アンジ「…?どうしました?
シド「やべぇ、吐きそう。
アンジ「…ぇぇえええ~っ!
……前言撤回。
ビル「フン、なるほどな。
しばらく前から、ビルは守りをザルドに任せて趨勢を見守っていた。そのおかげで、敵の行動パターンは概ね把握出来た。
ビル「伝説のドラゴンとやらもこの程度か!攻撃が通らぬなら通るようにするまで!
ビルの目の色が変わる。周囲の大気が揺らいで髪が逆立ち、
ビル「ムオォォォォォっ!!
瞬間、彼は暴風になった。
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2009-11-05 20:27:00
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