総合雑談掲示板


管理に報告

クッキーを有効にしてください

以下のメッセージを管理に報告します。
送信内容は送信者情報と共に記録されます。
不適切な報告が繰り返し送信された場合には規制対象となる場合があるのでご注意ください。

スレッド: エターナルストーリー 2nd Season 


[54] By たぁっでしたってんねんけど? ID:
>>53から
集まった者を見回すと、ビルはおもむろに口を開く。
ビル「さて、だいたいはザルドから聞いているだろうが、簡単に状況を説明する。事の始まりは…キッド!こちらへ。
キッド「はい。
立ち上がって前へ出ると、ビルの前で片膝をつく。
ビル「彼らが旅の途中、見た事もない怪物に遭遇したそうだ。そうだな?キッド。
キッド「その通りです。
ビル「その時の状況を申してみよ。
キッド「はい。俺…私達三人は、偶然出会った戦士達に助けられ、野営をして眠っていました。寝ている途中でジタという戦士に起こされ、
ティール「ジタ!?……はっ。
つい叫んでしまったティールは、慌てて自分の口を塞ぐ。
ビル「うむ、ジタは我が軍のエージェントだな。ザルド?
ザルド「そうであります。
ビル「続けよ。
片手を上げ、ビルはキッドに先を促す。
キッド「……起こされて、見た化け物はドレイクでした。いや、ドレイクのようでありながら、ドレイクにあらず。奴は私達を一跳びに飛び越え、背後から百戦錬磨の戦士達を、一瞬にして……
そこでキッドの言葉は途切れた。そこから先は彼にも分からない。いや、口にしたくはない事だった。
ビル「ご苦労。下がって良い。
キッド「……はい。
うなだれたまま、彼は列に戻った。
アンジ「キッド…
ビル「聞いての通りだ。そ奴が何者かはわからんが、脅威である事は間違いない。
そこで言葉を切り城壁の外を指差すと、皇国の紋章が刺繍されたマントが風にたなびいた。
ビル「まだ戦士達が戦っているなら、彼らを助け出して欲しい。もしこちらに攻め込むつもりなら、守りを固めねばならん。
せこで腕を前に回し、皆を見回す。
ビル「個々の生存を最優先とする!必ず生きて帰り、報告をして欲しい。以上だ。
そしてビルはキッド達の方へ目を向けた。
ビル「おまえ達、案内をよろしく頼む。
キッド「はっ。
アンジ「はいぃっ!!
白み始めたバスカルの空に、アンジの、ひっくり返った裏声が響き渡るのだった。
>>55へ
2009-11-03 19:35:00
[返信] [編集]


報告内容



画像認証-上記文字を入力してください