スレッド:リフェール練兵所 総合雑談④
[1126] By パトリシア・D・バウム ID:
夢幻の片隅で、「あれ」を見つけた時、私の胸を横切った感情は、
侮蔑
嫌悪
嫉妬
あの醜悪な肉塊にギガンテス・コームを叩き込みたい。
その奇怪な顔が苦痛に歪む様を想像するだけで私の下腹部から熱い衝動が背骨を駆けのぼり。
打ち砕きたい。削りたい。引き裂いてぐちゃぐちゃに踏み潰したい。
無様に泣き叫ぶ様を見たい。
身をよじって逃げる姿を。
ネバついた汚らわしい体液を散らして悶える姿を、もっと、もっと、見たい。
衝動が込上げてくる。
衝動が込上げてくる。
自分自身から発せられる未知の激情と酸味を帯びた体液の匂いに発狂する。
もどかしいのは、私の顔が、それでも人形のように変わらない事だ。
けれど、その熱狂も「あれ」が地に伏すと、波が引くように冷めてゆく。
訳の解らない形になって倒れている「あれ」を、あの方はまだドロシーと呼んでいた。
『ドロシーの姿を思い浮かべてくれ』
私に、そう仰った。
『君というドロシーの姿』
私に、そうも仰った。
ああ。レイモンド様。
それでは、怪物になってしまいますわ。
2010-03-10 20:27:00
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