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スレッド:ナントナク今日の独り言スレ⑫


[384] By 名無し ID:
今日実家の犬が亡くなった
いや、殺した
いわゆる安楽死というやつだ
十数年生きたダックスで、治らない病のため、苦しむ姿を見て父が決断した
きっと苦渋の選択だったのだと思う

あの犬とは高校あたりからの付き合いだった
幼少~成犬までは俺に一番なついていた
何処に行くのも一緒で、可愛いヤツだった
大学に上京する当日、いつもと違う俺に何かを感じたのか、庭から脱走し、必死で後を追い掛けて来たあの頃も懐かしい
大学進学で地元を離れ、数年離れたら彼の中の一番はすっかり変わっていたが

一緒にいる期間が長すぎたためか、当時から俺は彼の中の言いたいことが分かるようになっていた
水が飲みたい、家に帰りたい、撫でて欲しい、何処其処に行きたい、苦しい、そして…生きたい
両親には言わなかった
もしかしたら2人も感づいていたかもしれないが
今日の彼は間違いなくこれから起こる自分の運命を悟っていた
家にいるときから終始落ち着かない様子であった
病院で処置台に乗せられた時、彼はか弱い力で最後の抵抗をしていた
半分腐った後ろ足で必死で起き上がろうとしていた
そして眼で訴えていた
まだ生きたい、自分はまだ元気だぞ、と

彼にとっての幸せは家族と共に過ごす時間であったと思う
例えどんなに苦しみがあろうと、ほんの僅かでも長く一緒にいられるのなら、それがどんなに幸せだった事か
しかし処置は実行された
自分より長い時間を過ごしてき、そして実際に看病してきた父母の決断だ
逆らえようはずもない
父も母も妹も泣いた
俺も泣いた
小学生ぶりくらいだと思う
感情をコントロール出来ない事なんて初めての経験であった

本来ならこんなのをここに書くべきじゃないなんて事は分かっている
だけど何か形に残したかった
吐き出したかった
そして誇りたかった
うちの子はこんなに可愛かったぞ!って
誰かに見て欲しかった、聞いて欲しかった
こんな拙い文章じゃ全然伝わらないだろう
だけど読んでくれてありがとう

さて、ちょっと飲むかな
願わくば、夢で元気な彼にまた会えますように

2013-12-02 22:12:00
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