スレッド:なんとなく今日の独り言スレ3
[933] By 名無し ID:
私は目を閉じる。
今は浅い闇、その色を深めるが如く。
意識が溶ける。
気付けば、闇は風景を装っていた。
見慣れた景色。
所々の差異も、刹那に切り替わるシーンも。
全てが私の中に有る。
だから、何一つ気に止める事は無い。
懐かしさと、目新しさ。
胸を打つ一瞬が、絶え間無く続く。
忘れていた筈の、人も街並みも。
今、世界は、眩しさに満ちている。
好きな様に遊んだ。
野球をした。
150kmの剛速球を投げた。
球は、不思議と重かった。
空を飛んだ。
遙かな果てへ、孤を描いた。
地球を一周した。
見た事も無い場所まで、映っていた。
この時を、待っていた。
眠れぬ夜、真夏の悪戯。
幾つも耐え、しかし叶わず。
何度と無く、朝がすり寄る。
夢など、遠い幻に思えた。
導いてくれたのは、アイスノン。
きっと今も、私の為に冷えている。
ありがとう、アイスノン。
君のおかげだ、アイスノン。
何故、足もとでアイスノンが破裂している。
2010-07-29 06:46:00
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