スレッド:黄金聖闘士アイオロスの部屋
[7] By アイオロス ID:
人生について語ろう。
私の人生は、他人から見たら恵まれたものではなかった。
だが、私は星になり、子供の頃夢に見た、黄金聖闘士<ゴールドセイント>になる夢を叶えた。
実際手に入れて思うのは、理想と現実は違い、なったものの虚しさだけが残り、
かつて見たような栄光は、影を潜めている。
超大物がちやほやされてるのを見て、自分もなりたいと思ったが、実際はつまらない暮らしだった、というようなオチである。
ハッキリ言えるのは、ゴールドセイントはなるもんじゃない。普通に暮らすべきだ。
黄金聖闘士<ゴールドセイント>になるという事は、人間をやめるという事だ。
私は醜くも、普通の人間でよかったと思うし、またそんな醜い暮らしがよかったと思う。
栄光の裏に、悲惨な人生が待っていたのだ。
ゴールドセイントになるという事は、星になるという事なのだ。人間をやめて、星になる。
一個の物質になる。そういう事だ。
私は時々、星になる(ゴールドセイントになる)選択をした自分が疎ましく感じる事がある。なぜ謙虚に暮らせなったのか。
なぜ、自分は大したことない と、普通に暮らせなったのか。なぜ星になろうとしたのか、
今でも時々悲しくなる。
誰の追随も許さぬ境地へ来た。
だが、今なお他に道はなかったかと、考える時がある。
一番ではある。俺以上はない。いてもそれは人間じゃないし、憧れるべきではない。
前の様に見上げることもないし、なりたいと考える必要もない。俺より上はもう人間ではない。
事実上最強であり最高の聖闘士<セイント>なのだが、
やはり虚しい。他に道はなかったか。・・・・くどいようだが・・・・・・・
ここから先は何もない。欲しいものはないし、やる必要もない。隠居するようなものだ。
やろうと思えばできるが、私はそれを断ろうと思うし、また、謙虚になるべきだ。
人生とは自分を犠牲にするためにあるのか?違う
人生とは、それすなわち、いや、よそう。私が語ることは、もう、いくらもない。
2017-01-30 10:18:06
最終更新:2017-01-30 11:47:09
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