総合雑談掲示板


[72] エターナルパロディ


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[251] By 名無し ID:
~バスカルに現れた謎の男の子~
 
ここはバスカル・ザガ区
貧民が数多く住む区域だ
しかし情に熱い者も多数いる
そんな町から旅は始まる
 
キッド「今日も大量大量!だから盗.みは止められねぇ。これでしばらくは遊んで行けるな…ん?何だあれ」
 
キッドの視線の先には人が倒れていた
 
キッド「どうせまた酔.っぱらいが倒れてるだけなんだろうな。俺には関係ねぇな」
 
日が暮れた頃
 
キッド「どうしても気になっちまうんだよな。…まだいたか、おいあんた大丈夫か?こんなところで寝てると永遠に寝ちまうぞ」
 
男の子「……」
 
キッド「駄目だな…。ちょっと危ないな。ザガのバァさんのとこでも連れてくだけ連れてってやるか」
 
2009-12-29 03:04:00
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[250] By 名無し ID:
>>249
続編に期待
2009-12-29 01:55:00
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[249] By 名無し ID:
ミニ小説>>229
 
~~ビショの手紙~~
 
えーと手紙って難しいわね…
レンジャ
私は衛生兵になったわ
成り立ての頃は活躍して最初は嬉しかったわ
けど最近は悲しくなって来てね
私達、衛生兵が活躍すればするほど戦いの辛さが分かるの
たまにもう手遅れの人も治療するのだけどそれが苦に…
けど戦って来た者に対して治療を諦めるのは駄目だって思えて来てね
私はこの戦いが終わってからもこの仕事をします
もっと沢山の人の命を救いたいから…
 
レンジャ「…俺は何やってんだろうな」
 
レンジャ「1人だけ戦いを恐れて逃げて…。現実と向き合おうとせずただ他人任せに…。みんな戦っているんだよな。…ウォリ、ビショ。強い奴等だな。…ありがとう。もう俺は迷わない」
 
2009-12-21 08:55:00
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[248] By 名無し ID:
~~ウォリの手紙~~
 
よっ、レンジャか?
おまいは何してるんだ
色んな討伐部隊を探したがレンジャがいなくて少し残念に思ったぞ
だがちゃんと生きてるという話を聞いたからまだよしとするかな
…レンジャ
これを読んでる時には俺はこの世にいないだろう
俺の部隊はアジトへ向かう事になったんだ
精鋭ばかりを集めたがこの作戦が成功する確率はゼロに近い
だが俺は戦うよ
ばカと思われても仕方ない
実際俺もばカだと思う
勝てないと分かっていてもどうしてか笑ってしまうんだよ
これが終わったらまた一緒にパーティ出来ると思うとな
全力を出して行って来る
俺が負けた時は、その時は…
 
レンジャ「……ウォリ」
 
レンジャはしばらく目を閉じた
目を開け、残りの2枚の手紙を読んだ
 
2009-12-21 08:42:00
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[247] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~終わり~~
 
--赤竜洞B3入口手前--
 
タール「この先にアジトの入口があるのだな」
 
タリスバル兵士「はい、この先にアジトが」
 
タール「む?見張りを立たせているのか?」
 
タリスバル兵士「いえ、見張りは私だけです。ですから現在は誰もいないはず…」
 
タール「敵か?…いや、あれは」
 
ローグ「レンジャ!!」
 
レンジャ「ハァハァ…間に合っ…たか」
 
ローグ「…戦う気になったんだな」
 
レンジャ「ああ…俺はもう逃げない。あいつ等の為にも全てを終わらし平和にしてみせる」
 
タール「…レンジャ」
 
レンジャ「タール様、私も討伐に参加させてください!」
 
タール「いいだろう…だがすぐにくたばるなよ」
 
レンジャ「はい!ありがとうございます!」
 
ウォリ、ビショ
待っていてくれ
おまい達の為、平和を信じる者の為、戦って散っていった者の為
全ての元凶を断ちに行く
俺はこの戦いでそっち側に行くだろう
そうしたらまたパーティ組んでくれるか
あの時と同じ様に…

2009-12-21 08:12:00
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[246] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~思い出の隠れ家~~
 
タール「結局レンジャは来なかったな」
 
ローグ「…あいつ本当に来ないのか」
 
タール「全軍に継ぐ!これよりモンスターのアジトを潰しに行く!アジトのモンスター達はこれまで戦ったモンスターより数倍強いだろう!だが恐れるな!クマタカ一味は不滅である!俺に続けー!」
 
おぉおぉぉおおお!!
 
--ザインのとある隠れ家--
 
レンジャ「2年振りか…まだあの時の面影が残っているとはな。」
 
レンジャ「ん?何だあれは…?」
 
そこには手紙があった
 
レンジャ「…まさか」
 
手紙の裏を見た
ウォリとビショと書かれていた
手紙はレンジャ宛と書かれている
レンジャは手紙の封を開け一枚目を読んだ
 

2009-12-21 07:57:00
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[245] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~ローグとの再開~~
 
レンジャ「ウォリもビショもいなくなったか…」
 
レンジャ「勝手にいなくなりやがって…」
 
レンジャ「……」
 
おーいい
 
レンジャ「…?」
 
ローグ「やっぱり!レンジャじゃないか!」
 
レンジャ「…ローグか?」
 
ローグ「久しぶりだな!って昨日見かけたんだけどな!それよりどうしたんだ辛気くさい顔して?」
 
レンジャ「実は  」
 
----
 
ローグ「なるほどな…ウォリとビショが…」
 
レンジャ「……」
 
ローグ「ところでレンジャは何してるんだ?」
 
レンジャ「……」
 
ローグ「ここにいていいのか?」
 
レンジャ「俺は…」
 
ローグ「あいつ等の為にも行動しなくていいのか?」
 
レンジャ「……」
 
ローグ「…クマタカ一味も討伐に出る」
 
レンジャ「…!」
 
ローグ「今クマタカ出の者が集まって討伐に備えている。仇を討つつもりがあるなら一緒に来い。タール様は歓迎して迎え入れてくれるはずさ」
 
レンジャ「……」


2009-12-21 07:40:00
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[244] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~孤独~~
 
市民A「そして一団は脱出したんだが1人の衛生兵が兵士を助けようと皆が止めるのも聞かずまたアジトに入ったみたいでね…衛生兵ではモンスターには勝てるはずがないね。兵士と共にやられちまったよ」
 
レンジャ「そんな…」
 
市民B「かなりの損害が出たようだからしばらくは軍も動けないだろうねぇ」
 
市民A「怖い世の中になったもんだよ。安心して外にも歩けやしない、何とかして欲しいもんだね」
 
市民B「全くだよ…あれ?あんた顔色が悪いが大丈夫かい?」
 
レンジャ「…教えてくれてありがとう…それじゃ」
 
市民A「おいあんた病院行った方がいいんじゃないのか?おーいい」
 

2009-12-21 07:33:00
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[243] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~時は流れ~~
 
ウォリとビショとの別れから数ヶ月が経った
レンジャは周りが騒がしくなろうとも決して戦いに参加しようとはしなかった
 
レンジャ「…あいつ等どうしてるかな」
 
市民A「おい聞いたか?」
 
市民B「ああ、また犠牲者が出たんだってな」
 
レンジャ「……」
 
市民A「今度の犠牲者は2人だそうだ」
 
市民B「しかも元は冒険者だった兵士と衛生兵だろ?可哀想にねぇ」
 
レンジャ「! あんた達!その話を詳しく聞かせてくれ!」
 
市民A「いっ、いいけどちょっと落ち着きな…!苦しい…」
 
レンジャ「すっすまない…」
 
市民A「ふぅ…続けるよ。この災害の元凶を軍が見つけたんだ。そして軍の一団がそこに攻撃を仕掛けたのさ。だが元凶のモンスターは強かった。あのビル中尉ですら手も足も出なかったってほどだよ。そしてある兵士が壊滅になるのを悟ったのか自分以外の兵を逃がしたんだ。自分を犠牲にしてね…」

2009-12-21 07:24:00
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[242] By 名無し ID:
【ミニ小説】>>229
~~思い出と決意~~
 
レンジャ「後はいきなりビショ達がレベルを上げて俺に追い付いたのにはちょっとな」
 
ビショ「私達は早いわよ…ふふ」
 
レンジャ「ああ…早いかった。そしてまだ俺の事を覚えててくれたよな。ハチに誘ってくれた時は今だから言えるけど嬉しかった」
 
ビショ「……」
 
レンジャ「まだ他にも…ビショ?」
 
ビショ「……ウォリに逢いたい」
 
レンジャ「俺も逢いたいさ。だけどどこにいるか分からないしな…」
 
ビショ「私…衛生兵に志願しようかな…」
 
レンジャ「なっ」
 
ビショ「そうしたらウォリにも逢えるかも知れない…」
 
レンジャ「だけど…」
 
ビショ「そうだレンジャ!貴方も…!」
 
レンジャ「…俺は行かないよ」
 
ビショ「レンジャ…?」
 
レンジャ「今まで深く考えた事なかったけど戦いは命を落とす事もあるんだぜ?俺は貧弱だし戦闘経験はそこまでない。…し.ぬのは怖い」
 
ビショ「レンジャ…分かったわ。私は志願して来る。いつか来るって信じて待ってるから」
 

2009-12-21 07:12:00
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