[655] By ぎー ID:
夢の次元のつづき
私と顔無し竜の辺り一面が真っ暗になる。
そして顔無し竜が語りだす…
『夢ってね、無数の次元からできているんだ。ほら、これを見て』
膨大な数のスクリーン達が周りを囲む。
その一つ一つに様々な世界が映し出されている。
次の瞬間、スクリーン同士が衝突し、砕け、破片が集まり一つスクリーンが生まれた。
『夢同士が干渉し合って新しい夢が生まれる。偶然であったり食物連鎖も存在している。その事を知って欲しくて呼んだんだ。最初はちょっと失敗したんだけどね』
変な屋敷とかの事なのでしょうか…
話が繋がっていて少し感動。
よく分からないけどなんだか納得してしまう解説を続ける顔無し竜。
『私はどの世界にいくんだろう?』
―どこでしょうね?
『何故私が生まれたのか君は知らないかい?』
―う~~ん……
ちょっと考えこむだけで周りの夢・スクリーン達が増えていくのが分かる。
顔無し竜がふと笑った。
顔の表情も分からないのに笑っている感覚が伝わってくる。
『おやすみ』
ポカポカしてきた。
―――――目が覚めた
目の前には描きかけの竜がいた
~おしまい~
2011-12-24 11:16:00
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