[653] By ぎー ID:
巨大骸骨兵
…に、いつの間にかなっちゃってるんですよ!!! ガリガリ~
背が10mくらいあるのでしょうか視界が広い広い!!!
骨っ娘だからなのか体じゅうスースースカスカヒンヤリしています。
どうしようかと路頭に迷っていると、遠くから刀を構えたたくさんのお侍さんが屋根伝いにぴょんぴょんやってくる!!!
『一掃せよ』
…とお告げが聞こえてきたときには座ってぼーっと周りの風景を見ていて、いざ立ち上がろうとするとどこかがひっかかって立ち上がれない…
その間にお侍さん達がたくさん登ってくる!!
…って、
くすぐったい!!!
くすぐったすぎます!!!!
バラバラになっちゃいます!!!!
段々と視界が眩しくなっていく…
夢の次元
パチっと目が覚める。
違和感を抱きながら。
それもそう、
体の感覚が無いのだから
そしてこの真っ白な部屋。
ひとつだけ横に長い窓がある。
外は夕方みたい。
見慣れない建物ばかり。
この部屋に出口はない。
『私はどうして生まれたの?』
声が聞こえた。
聞こえたと言うよりも心に直接語り掛けてくる感じ。
辺りが騒がしくなっている。
さっきまではいなかった人だかりができている。
人…と呼んでいいのか分からない異形の生物達が集まっている。
さっきの声の主を探しに生物達の間に割り込んでいく。
その生物達の中心に顔が無い竜がいた。
(顔が無いといっても、のっぺらぼうみたいな感じではなくて、異次元の亜空間がギュインギュインな穴が空いてる感じ)
―――どうしたの?
その瞬間、私と顔無し竜の周りの空間にノイズが走り、辺り一面が真っ暗になる…。
つづく
2011-12-24 10:51:00
[返信] [編集] [報告]