[674] By とくまろん ID:
今、小説家になろうってサイトに作品を投稿出来たらいいなって思っているんだ。
出だしだけ貼っとく
「何か飲みますか?」
櫻井翔太は自分の隣で東京行きの新幹線を待つ男に声をかけた。
「うむ、いただこう」
男は右手に持ったスマートフォンから視線をはずす事なく返事をした。
翔太はベンチから立ち上がり近くの自動販売機まであるきながら、何がいいですか?と男に声をかけズボンのポケットから財布を取り出した。
「玉露を頼む」
財布の中から小銭を取り出し自動販売機に玉露があるか確認する。正直おそらくないだろうと思っていたが、やはり予想通り玉露はなかった。
「真之介さん、残念ながら玉露はないです」
ベンチでスマートフォンを操作している男、真之介は自動販売機に視線を向けると「な、なんだと?」と答えた。
言葉とは裏腹に表情は変わらず、たいして残念がっている様子はない。
「やっほうお茶を頼む」
真之介はそう告げると、またスマートフォンに視線を戻した。
翔太はまずは真之介のお茶を購入し、取り出し口からお茶を取り出しながら「そのゲーム面白いですか?」と真之介に声をかけた。
自分にはコーラを買った。
「ああ、面白い、非常に面白い」
返事のトーンに抑揚がないので本当に面白いと思っているのか疑問に感じてしまうが、真之介の家を出発してから片時もスマートフォンを離さない所をみると面白いと感じているのだろう。
翔太が真之介と初めて出会ったの今から3年前だった。
飽きっぽい性格だけど続けばいいな。
2014-09-20 12:24:00
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